雑文
Exif情報
メーカー名 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
機種名 PENTAX K-3 Mark III Monochrome
ソフトウェア Capture One 6 Windows
レンズ
焦点距離 17mm
露出制御モード 絞り優先
シャッタースピード 1/400sec.
絞り値 F6.3
露出補正値 -0.7
測光モード 中央重点測光
ISO感度 200
ホワイトバランス
フラッシュ なし
サイズ 3648x2432 (5.29MB)
撮影日時 2023-05-18 23:51:16 +0900

1   kusanagi   2023/11/5 20:49


結局、私が強く思うに、写真からキラキラ・色々感なるものを取り除いたのが黒白写真ではないかと
いうことになります。キラキライロイロをなくした写真というわけです。
そしてもっともキラキラ色々感が最も原理的に少ないのは、デジタルのモノクロ専用機ということになり
ます。何故ならばこのカメラは未来永劫黒白写真しか撮れないからです。

ペンタックスがモノクローム専用機をリリースしたのは、ひとつはライカで先例があるということ。ユーザー
へのアンケートで黒白専用機の要望が高かったことがあげられそうです。大体はユーザーの昔の黒白
フィルムへの哀愁から来ていたのだろうと思います。
しかし実際に発売してユーザーが使ってみると、それはちょっと違っていたという気が私はしているん
です。フイルム時代の黒白カメラは同じカメラがカラーカメラになり得ました。フイルムを変えれば大丈夫
ですから。ところが黒白専用機はカラーカメラにはできないのです。そのカメラはずっと黒白のまま。
この違いは大きいです。
ですからデジタルモノクローム機は手元に於いてすっと黒白写真なるものを主張し続けるのです。
もちろんモノクロ機を購入されるユーザーは当然に普通のカラーカメラをお持ちです。なのでカラー写真
を撮りたければそちらを使えばいいだけの話です。

そうは言っても、モノクロ機の断固とした主張性は揺らぐものではありません。私は黒白機として生まれた
のだからずっと黒白のままでいます、と主張し続けるのです。レンズが交換できないカメラが主張する
ように、私はこのレンズのままで一生過ごします、というところでしょうか。
このカメラの暗黙の声を聞くことができるのかどうか。
そこが分かれ目だろうと考えています。多分殆どのこの黒白専用機を手に入れたユーザーはまるで
交換レンズのひとつのようにして、このカメラを受け入れているのではないでしょうか。同じモデルの
K3M3というカラー機をお持ちの方は特にそうでしょう。(そういえば、黒白写真しか撮れない交換レンズ
が発売されれば面白そうです。冗談です。(笑)
かつて、リコーで撮像素子の部分が交換できるカメラが発売されたことがありました。APSの大型セン
サーでも交換すれば使えたカメラです。しかし不人気だったのでデスコンになりましたし、中古価格も
安かったです。そういう小手先のカメラはユーザーは良しとしなかったようです。
このリコーは考えてみれば、フイルムが交換できるフイルムカメラ時代のデジタル版であったわけです
が、このメーカーの思惑は通用しなかったわけですね。

ペンタックスK3M3モノクロームは非常によく出来たカメラです。基本となったカメラの出来が良かった
のです。これが不出来のカメラを基にしたのであれば、この私もさほどの感化を受けなかったと思われ
ます。キヤノンであればベストセラーの5Dシリーズをモノクロ化したようなものです。
使いやすくて高性能、デザインも良い。このK3M3は一般の方にも好印象をもたれています。私が使って
いるのは、モノクローム専用機だとは分からないはずですので、そもそもK3M3が優れているという証し
になります。イオス5Dシリーズと同等の人気度を持っています。素人さんの素直な眼を侮ることはでき
ません。

とにかくこのK3M3モノクロームがなければ、私は黒白写真に邁進することはなかったわけですね。
これは確かです。
このカメラが私自身に及ぼした影響はすごくて、私はこれまでの写真に対して大きな転換を余儀なく
されました。もちろんこの私の変節?は、私が過去にモノクロ写真を長らくやってたという経験があった
からなのは間違いがないでしょう。多くの、カラー写真から写真を始めた御仁はこのようにはなりません。
黒白写真という文化を経験していない人には、ものめずらしいカメラで終わるのではないですかねぇ。

フイルムで出来ることはデジタル時代でもできる。つまり、アナログで出来たことはデジタルでもできる
ということ。そういうことの証しにもなっています。
ちょっと残念なのは、モノクローム専用機を最初に出したのは日本のメーカーではなかったということ。
日本はいつも2番煎じで物真似の域を出ないのは残念です。

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