雑文
Exif情報
メーカー名 Canon
機種名 EOS 5DS
ソフトウェア
レンズ 24-35mm F2 DG HSM | Art 015
焦点距離 25mm
露出制御モード ノーマルプログラム
シャッタースピード 1/128sec.
絞り値 F2.0
露出補正値 +0.0
測光モード 分割測光
ISO感度 200
ホワイトバランス オート
フラッシュ なし
サイズ 4320x2880 (3.55MB)
撮影日時 2015-02-06 23:13:38 +0900

1   kusanagi   2023/11/12 20:30


写真のキラキラ色イロ、これを取り除いた、もしくは濁りを除去し、その本質のみを蒸留したものが
黒白写真だ、という考え方を私はしているんですが、無論これはあくまでも私個人の考え方、捉え方
です。
とにかく黒白写真をしていくと、気は楽になりますね。よけいなことを考えずに済みます。無駄をしなくて
済むといいますか、シンプルな写真行為となります。色気がなくなるのだから当然ですけど、考えてみ
れば、これまで本当に無駄なことばかりをしていたという裏返しです。

5W1Hという言葉があります。これは新聞記事とかビジネス書などの文章を書く場合には必要なことで、
これを欠いた個人的主観の文では通用しないということです。
写真に於いてもそういうものがあるとすれば、カラー写真も黒白写真も5W1Hに関してはそんなに
違わないということです。黒白写真もきちんと最低限の5W1Hがあるということですね。

写真として5W1Hを考えると、それは画像として見せるということではなく、写真として読ませるという
ことになるのんも知れません。見せるのではなく読む、のです。写真を観る側も、読む、考える、という
ことに繋がるんではないでしょうか。
一方、見せる、というのは魅せるでもあり、理性ではなく感受性に訴えるものです。浸るということでも
ありますか。黒白写真は色という情報量が少ない分、より5W1Hに拘らないと、ほんとうに何を撮ってい
るのかわからないような写真になります。

尤もあまり理屈に囚われ過ぎると変な写真になりますしね。とにかくシンプルでストレートにいければ
それで良いんではないでしょうか。
そして、これは絶対的かなって思うのは、黒白写真は撮った自分は満足ができるということです。
写真を見ている他人は関係ないなっていうことで。自己充足感が高い写真だろうということです。
ここが特に大事なところで、黒白写真は個人的に満足感の高い写真手法だということです。ですから
誰かに頼まれて写真をする場合には、カラー写真でないとダメなんですね。自分が満足できるからと
いって、他人に黒白写真を押し付けることはできません。これは当然ですよね。

もちろんこれはカラー写真、デジタル写真が全盛の現代に於いてでの話です。そういう時代に黒白
写真をするということは、極めて個人的でマイナーで、典型的な少数派のエゴということでもあります。
私だけは黒白写真で多いに結構、満足だぜ、ということです。
今の時代における黒白写真というものの、その本質はきっとそういうところにあるんではないですかね。
黒白写真になってからは、機材に関心がなくなってしまった。これではメーカーも写真屋さんも困って
しまいます。消費者としてGDPに貢献もできなくなってしまう。そうみれば黒白写真はエゴなんです。

写真はキラキラ色イロ。それに堪能して満足感を更新し続けていくことが現代の写真です。それに
背を向けてしまってはこの世の中は成り立たなくなってしまう。まあ大げさですけどね。しかし何事も
例外があるもので百人の内、一人くらいはそうでない人間がいてもいいもんです。

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